X68000 の 5.25inchフロッピーをサルベージする

やりたい事

  • X68000 の 5.25inch フロッピーをWindows環境でサルベージする。

必要なPC、ハード

  • マザーボード上にFDDコネクタがある
  • BIOSで5.25inchドライブを選択できる
  • 5.25inchドライブをつなげられるFDDケーブルがある
  • 5.25 inch ドライブ(NECのFD1155)
  • Windows XP以降

5.25inch ドライブの設定

  • NECのFD1155、ジャンパーの設定を下記画像と同じにする
  • VC=オン、DX=1、MON=1、USE=2、RD=1、DCG=2、HDE=1、DEN=3

準備

  1. 5.25inchドライブを接続する
  2. BIOS画面で5.25inchドライブを認識させる
  3. fdrawcmd.sys から FDinstall.exe をダウンロードし実行する
  4. SAMDISK から SAMdisk3811.zip をダウンロードし解凍する

サルベージ方法

  1. コマンドプロンプトを起動する
  2. SAMDISKを解凍したフォルダに移動する
  3. ドライブにフロッピーを挿入する
  4. 下記を実行する
通常のディスク
samdisk --cyls=77 a: filename.d88[enter]

または

トラックを拡張しているディスクの場合(165トラック読み込む)
samdisk a: filename.d88[enter]

d88フォーマットをxdfフォーマットに変換する

X68000のエミュレータによってはD88形式を読み込めない。その場合、D88toXDF を利用しxdfフォーマットに変換する。

メモ

  • Windows98からXP初期のデスクトップマシンはFDDコネクタがついている可能性が高い。
  • FD1155はヤフオクで定期的に出品されている。
  • X68000の5.25inchフロッピーは標準で1,221KBだが、トラックを拡張するソフトを使うとトラック165まで利用可能になり容量は1,317KBとなる。
  • 日本語Windows98環境の場合Windows上から直接アクセスできた記憶があるが、書き込み禁止シールを貼っていない場合WindowsがIPLを勝手に書き換えてしまい起動できなくなる。
  • NFCPというソフトでディスクイメージを作れた記憶があるが、今回の環境ではエラーが出た。